ErikoPianoLesson /富山市&東近江市のピアノ教室

富山県富山市のスオミピアノ教室、滋賀県東近江市にて金崎絵里子ピアノ教室を主宰する金崎絵里子の日記です。音楽について思うこと、レッスンを通して学んでいること、自身の演奏の記録など。演奏会のライブ録画も公開しています。

2022年4月に開催された演奏会でのライブ録画です。

トッカータ ハ短調 BWV911/J.S.バッハ
演奏/金崎 絵里子
会場/富山県教育文化会館







2022年9月の長野市での演奏会を振り返ります。
少しお付き合い頂けますと嬉しいです。
富山市ピアノ教室スオミピアノ教室


【第367回ロビーコンサート・9月16日(金)】 金崎 絵里子 ピアノリサイタル 金崎さんには、2017年の第315回ロビーコンサート以来、再び登場していただきました。前回のコンサートではバッハの曲によるプログラムでしたが、今回も構築美溢れるバッハのバロックの響きで始まりました。「バッハなので感情を排して」との金崎さんのMCでの解説がありました。今回のプログラムのオープニングに相応しい選曲でした。中盤は、シューマン、ラフマニノフ、ラベルの曲など、心や光の陰影に富んだ感情表現豊かな曲が展開されました。恋する気持ち、喜び、幸福感、哀愁とやるせなさ、そしてデートをする二人の爽やかさ。それぞれの曲に金崎さんの伝えたい想いやテーマがあります。動から静、静から動への展開、金崎さんの丁寧なピアノタッチには音楽に対する優しい想いを感じました...

公益財団法人八十二文化財団さんの投稿 2022年9月18日日曜日




富山市ピアノ教室 東近江市ピアノ教室1
富山市ピアノ教室 東近江市ピアノ教室

もう9月というのに、まだまだ暑い日もあり、夏の名残を感じています。


最近、私が好きなラフマニノフの録音はギレリスの演奏。


1949年のギレリスのモスクワ録音のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。

・・・・・・・

ラストの激しい動悸。心臓の発作。

死の世界への入り口が開き、飲み込まれる恐怖。

恐怖から逃れる瞬間、ラフマニノフが「生きろ!」と強いメッセージを送ります。

生きろ!
生きなくてはいけない!

・・・・・・・

ラフマニノフのメッセージが全身に響き、涙が溢れます。

ラフマニノフを敬愛せずにはいられない、

人生の全てがラフマニノフの音楽に詰まっている様に思います。


ギレリスの1949年の録音は、
昔のものだから音質がまろやかに聴こえるのか、
それとも、全て演奏家の持つ音の響きなのか…

私は後者だと思って聴いています。


ラフマニノフの録音で言えば、
高校生の頃に好きで聴いていたワイセンベルク。

一度CDを失くし、再販されたものを購入し、
当時の想い出を胸に楽しみに聴きましたが、
ワイセンベルクの音楽は素晴らしいのですが、
今の自分の求めている音楽ではなくなっていました。
ロシア音楽を知るうちに、自分の中の感性が変化したのだと実感しています。


バッハの音楽には治癒力があり、
ラフマニノフの音楽は生命力を与えてくれる。
ピアノを通じて人生を学ぶ。
自分の演奏も、自分の理想とする方向へ少しずつ向かっています。






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