ラフマニノフとバッハの音楽は生と死を意識したものだと言える。


そして、その世界観こそが二人の作曲家の共通点と言えるのではないだろうか。


ラフマニノフとバッハが生きた時代では楽器の性能が違うのだから、

勿論、音楽の響きは異なるし、その二人を比べること自体が特殊かもしれない。


ラフマニノフはピアノの可能性を最大限に活かした手法で作曲をしている。

その音楽世界は時間の操作と言える部分もあり、

ひとえに強弱という言葉では表現できない次元の表現が求められる。

ラフマニノフを弾くことは弾き手にとって勉強になるのは勿論、

ピアノ演奏の奥深さを知る機会にもなる。

その音楽世界にはロマンティックといえる表現もあるけれど、

そういうものを超越した世界観が主であり、

その世界に向き合う事で生と死を意識することになる。